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Bintaro Design District.Open Architecture Rumah Miring

2018年10月11日から10月20日まで開催された「Bintaro Design District 2018」は、インドネシアのデザイン業界の未来に素晴らしい影響力と軌跡を残す、昨今を代表するジャカルタの地域活性×デザインプロジェクトとなりました。

 

ジャカルタのバンテン州南タンゲラン市に位置する「ビンタロ地区」は、昨今、ジャカルタの中でも都市開発が進んでいるエリアの1つです。

Bintaro Design District. Installation 13. Ruang Antara

 

特に、過去10年間、「ビンタロ地区」は、国内外の両方で高い評価を得ている多数のクリエイティブ機関の本拠地となり、クリエイティブワーカーの聖地ともいえるエリアとして成長しています。建築家、インテリアデザイナー、プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナーなど、インドネシアを代表するクリエイティブ業界の専門家たちの多く暮らしており、また、アトリエや仕事場の拠点ともなっています。その数から見ると、今後ジャカルタのクリエイティブシーンを担う地区としてますます成長していくことが期待されています。

 

Bintaro Design District.Installation 08. Reverie Belt

今回開催された、Bintaro Design District(BDD)は、2018年10月11日から10月20日まで、ビンタロ地区をクリエイティブなエリアとして活性化するために開始されました。 ビンタロ地区での、今後の様々なプロジェクトのきっかけとなるパイオニアとなることが期待されています。

 

Budi Pradono

このイベントの発起人でありキュレターであるBudi Pradono(ブディ・プラドノ)氏は「今回のイベントをきっかけに、イタリア・ミラノのVENTURE PROJECTSやイギリス・ロンドンのShoreditch地区のように、インドネシア・ビンタロ地区で開催されたBintaro Design District(BDD)がクリエイティブ分野において他地域へも刺激を与え、多岐にわたり、多くの人々の間で共同研究材料になれば嬉しく思います。」と語った。

 

Hermawan Tanzil

Bintaro Design District(BDD)は、今回の創始メンバーである、 アンドラ・マティン(会社名:Andra Matin Architecture)、ブディ・ブラドノ(会社名:Budi Pradono Architecture)、 ダニー・ウィカックソノ(会社名:Basic Studio)、 ヘルマワン・タンジル(会社名:Leboye)が、London Design Biennale(ロンドン・デザイン・ビエンナーレ)を訪れたことをきかっけに発足されました。彼らがキュレイターとなり、今回のイベントを運営しています。

Andra Matin

Danny Wicaksono

Bintaro Design District(BDD)のイベントテーマは「透過性のある社会」。このテーマには、ジャカルタの中心都市、特にサウスジャカルタ地域、ビンタロ(Bintaro)がデザイン探査の中心となり、さらに周辺地域への拡大したいという意思が込められています 。 多くの人達によって、デザイン業界についてオープンな対話が創造されることを目指しています。

Bintaro Design District. Workshop, Making Shinny Clay Balls with Lixil

10日間開催されたBDD2018では、クマン、BSDシティ、ガディン・セルポンを含たビンタロとその周辺地域で、様々なプログラムが同時開催されました。オープンスタジオ、建築家やデザイナーによるプロジェクトへの参加、インスタレーション展示、製品展示、様々なクリエイティブな仕事の展示やトークショー、デザインワークショップなどが開催されました。

Bintaro Design District.
Pengajuan bukti stempel

Bintaro Design District. Private Exhibition, andramatin 33

Bintaro Design District. Installation 16. Tan Ajer

このイベントに関するさらに詳しい情報はこちら https://bintarodesigndistrict.com/

instagram : #bintarodesigndistrict2018