会場:バリ島 ウブド・マス村
「Rumah Topeng dan Wayang Setia Darma(ルマトペン・ダン・ワヤンスディアダルマ)」美術館
本日、8月5日(土)からインドネシア・バリ島ウブドのミュージアム「Rumah Topeng dan Wayang Setia Darma(ルマトペン・ダン・ワヤンスディアダルマ)」で、「Bhineka Tunggal Ika」展が始まります。新進気鋭のインドネシアのアーティストたちを中心に、日本、アメリカ、ポルトガル、メキシコからのアーティストとのコラボレーション。

「Bhineka Tunggal Ika」とは、1945年以来のインドネシアの国是(モットー)、英語で「Unity in Disversity」、日本語では「多様性の統一」を意味します。

月日は流れ、インドネシアの経済成長を支えてきたミドル世代、そして、新世代の迎える若者たち、日本や先進国に負けない活躍を見せています。

今、というインドネシア、そして南の楽園バリ島を感じ、文化・芸術のコラボーレション。この展示会では、インドネシアという国の成長と背景を、芸術を通じて、現地のアーティスト達の思いと外国人達も参加し、企画・運営されました。

カメラマン、アートディレクター、舞踊家、音楽家、芸術家、画家、デザイナー、キュレイター、美術館経営者、メディア関係者など、様々な有志たちによって「Sutasoma」というチームが形成され、芸術作品を通じて世界中の人たちに知ってもらうための展示会、パフォーマンスを、今後継続的に定期公演、展示会の企画・運営・発表していきます。

Sutasoma(スタソーマ)とは?

Sutasoma(スタソーマ)は、インドネシアの首都ジャカルタがあるジャワ島で、立国する前から古くから受け継がれるヒンドゥー教と仏教の宗教を教えから生まれた伝統的な叙事詩。今回の展示会のテーマであり、インドネシアの国是(モットー)である「Bhineka Tunggal Ika」は、この叙事詩から生まれました。

今回の展示会の見どころ

今回のイベントのために、叙事詩Sutasoma(スタソーマ)の書物原本(ロンタール)を制作した、トゥガナン村のロンタール作りのマエストロI Wayan Mudia氏ご本人に、当時のレプリカを制作していただきました。会場となる「Rumah Topeng dan Wayang Setia Darma(ルマトペン・ダン・ワヤンスディアダルマ)」にて展示いたします。

また、叙事詩Sutasoma(スタソーマ)物語に登場する17人のキャラクターの「仮面」を伝統仮面職人Cokorda Raka Sedana氏によって新たに制作し、8月5日(土)の舞踊公演にてお披露目いたします。公演後は、美術館にて展示いたします。

アートイベント日程

Bhineka Tunggal Ika(Unity in Disversity:多様性の統一) をテーマに、Sutasoma(スタソーマ)の物語を題材にした仮面舞踊や世界各国のアーティストの競演による伝統舞踊公演を3日間(開催日:8月5日、10日、12日)開催。また、インドネシア人カメラマンによる写真展を1ヶ月(開催日:8月5日~9月5日)に渡り開催いたします。

 

アートプログラム

 

日程:2017年8月5日(土)~9月5日(火)
写真展「Bhineka Tunggal Ika」

出展写真家(15名):Doddy Obenk、Tjandra Hutama K、Djaja Tjandra Kirana、Mario Andi Supria、DP Arsa、Windujati、Stefanus Bayu、Firmansyah Cakman、Bayu Pramana、Wayan Budhiarta、Gede Apgandhi、Gede Puja、Anom Manik Agung、Widnyana Sudibya、Ida Bagus Alit.

 

舞踊公演プログラム

 

日程:2017年8月5日(土)

演目:仮面舞踊Sutasoma(スタソーマ)ドラマの誕生の一節「Purusada Santha(プルサダ・サンタ)」の章。革新的で創造的な新感覚のダンスドラマを伝統舞踊ワヤンウォンで演じます。

振り付け&音楽:
I Made Sukadana, I Wayan Purwanto, I Wayan Jaya Merta
出演:14名の伝統舞踊家

 

日程:2017年8月10日(木)

テーマは「Purwa Sandhi Naya」。インドネシア語で伝統文化と現代文化の融合を意味しています。 このイベントでは、日本、メキシコ、アルゼンチン、アメリカのアーティストによる仮面舞踊や人形、古典的で現代的なパフォーマンスを上演。 ダンス・ステージによってBhineka Tunggal Ika(=Unity in Disversity:多様性の統一)の精神を示し、インドネシアの芸術と文化の素晴らしさと外国人アーティストのコラボレーションを実現しました。

演目1:
コンテンポラリーワヤン「影絵と音楽」
出演:
川村亘平斎 (日本):影画師。音楽家。

演目2:
フュージョンダンス「Full Feeling Fotosintesis – 光合成 -」
出演:
Noopur Singha (アメリカ):コンテンポラリー仮面ダンス
Dewa Ayu Eka Putri (インドネシア):バリ伝統舞踊仮面ダンス
Carolina Cazzulino (アルゼンチン) :コンテンポラリー仮面ダンス

演目3:
コンテンポラリー仮面ダンス「Yume Kannon – 夢観音 -」
出演:
ユキエカルラ (日本):コンテンポラリー仮面ダンス
中村たくじろう(日本):コンテンポラリー仮面ダンス

演目4:
インドネシアの伝統的な仮面舞踊「Jauk Manis(ジャウック マニス)」
出演:
Mellisa Arriaga (メキシコ)

演目5:
インドネシアの伝統的な仮面舞踊「Telek(テレック)」
出演:
Putu Kaoru Padma (日本)
畑中恵美(日本)
I Wayan Yudiantara (インドネシア)

 

日程:2017年8月12日(土)

演目:
仮面舞踊Sunda Upasunda(スンダウパスンダ)
バリ舞踊の力強さと伝統舞踊の素晴らしさを鑑賞できます。